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Monero(モネロ) オルトコイン

Monero(モネロ)/XMRとは?特徴や技術的優位性から将来性について

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Moneroのロゴ

仮想通貨Monero(モネロ)は匿名性が高いことが特徴のオルトコインです。

2017年1月の段階では1300~1400円程度でしたが2018年1月の段階で45,000円ほどの値をつけています。
およそ330倍になっており、数ある暗号通貨の中でもかなり注目度の高いコインと言えるでしょう。

2018年に入ってから度重なる仮想通貨への規制などの影響により、2018年3月現在では22000円となっています。
1月の初旬からだと約半分になっていますが、そのころのビットコインが220万円だったことを考えると、同じ程度の下げ幅となっています。

これはビットコイン以外のオルトコイン、草コインが全てビットコイン建てでの取引が最も多いので、ビットコインと強制的にペッグされているような状態だからとなります。
しかし仮想通貨Monero(モネロ)はビットコインには無い特徴をたくさん持っており、将来的にはビットコインよりも有望とする意見もあります。

Monero(モネロ)の基本的な概要は以下の通りです。

  • プロジェクト発足:2014年4月
  • 開発組織:Monero Project
  • 通貨単位:XMR
  • 発行枚数上限:1,840万XMR
  • 時価総額:3,500億円(2018年3月現在)
  • 仮想通貨ランキング:世界第11位(2018年3月現在)
  • 1XEM == 22,000円(2018年3月現在)
  • オフィシャルサイト:https://getmonero.org/

Monero(モネロ)のリアルタイム情報は以下になります。

 

最大の特徴である高い匿名性はCrypto Noteによって実現されている

Monero(モネロ)はビットコインやイーサリアムと異なる特徴として高い匿名性があげられます。
この高い匿名性はCrypto Noteというプロトコルによって実現されているのです。

そもそもビットコインをはじめとする暗号通貨でなぜ匿名性の問題が発生するかについて簡単に説明します。

ビットコインのブロックチェーンはいわば改ざん不可能な公開台帳ですので、どのビットコインのアドレスがどのビットコインアドレスにどのくらい送ったか、ということがブロックチェーン上に記録されます。
ただのアドレスは英数字の羅列ですので普通に使っている分には誰のアドレスかはわかりませんが、その複雑なアドレスがいったん個人情報と紐付いてしまえば技術的に個人が簡単に特定されてしまいます。

CryptoNoteはプライバシーに優れた暗号通貨を作成できる技術でMonero(モネロ)はこれを利用することで高い匿名性を維持しています。

 

Monero(モネロ)のリング署名

Monero(モネロ)は上記のプライバシーの問題を解決するためにRing Signature(リング署名)という仕組みを導入しているのが最大の技術的な特徴になります。
Ring Signature(リング署名)を使うことによりグループに所属している複数人の署名をまとめて署名することにより署名元を特定することが難しくなります。
さらに複数のグループが重複するネットワークでリング署名が実装されるので署名元を追跡し特定するのはより困難な作業となり結果的に高い匿名性が維持される仕組みです。

従来の取引き

従来の取引き

リング署名の取引きイメージ

リング署名の取引きイメージ

リング署名の追跡について

リング署名の概要図

一番下の画像はリング署名をすると以下に個人の署名の追跡が困難になるのかを解説した図になります。

 

Monero(モネロ)のワンタイムアドレス

Monero(モネロ)はさらに匿名性を高めるために前述したリング署名に送金用のワンタイムアドレスを組み合わせて利用します。

ワンタイムアドレスとはその名の通り一定の時間に一度の取引きだけに有効になるアドレスです。
ワンタイムアドレスはマスターキーのような役割を担い、送金を行うたびにマスターキーがランダムなワンタイムアドレスを生成するのです。

このワンタイムキーの仕様により匿名性と同時に高いセキュリティも兼ね揃えているので、まさに一石二鳥ですね。

送金の際はワンタイムアドレス宛にXMRを送信するので第三者がマスターキーとなるアドレスを見ても取引履歴はわかりません。
逆に取引の証明をしたい場合はパブリックキーを発行して取引の履歴を特定のユーザーのみ観覧可能にすることも可能です。

このワンタイムアドレスリング署名が組み合わさることによりMonero(モネロ)は非常に高い匿名性をもった仮想通貨となっています。

 

Monero(モネロ)のRing CT

RingCTとはRing Confidential Transactions、リング機密トランザクションのことです。
言葉だけ聞いても理解が難しいのですが噛み砕いて表現すると送金された金額を隠すための技術です。

今後はMonero(モネロ)の送金取引の全てでこのRing CTが活用されることになるのです。

Monero(モネロ)のもう一つの特徴が高速取引

Monero(モネロ)の2番目の特徴に高速な取引が可能であるということがあげられます。

ビットコインだと10分以上かかる取引もMonero(モネロ)ですと2分で可能となっています。
その根拠はビットコインのブロックサイズは1MBですがMonero(モネロ)ブロックサイズには制限がありません
ブロックサイズに制限がないので、取引データ量が多くなってもブロックサイズを増やすことで解決することができ、ビットコインのようにスケーラビリティ問題が起こりにくい仕様となっています。

しかし高速取引という点ではリップルやNEMの方が技術的に優れていますのでMonero(モネロ)の最大の特徴は高い匿名性という部分になりますね。
リップルやNEMの特徴や将来性を知りたい方は以下のページも参考にしてください。

リップル社と提携している金融機関
Ripple / XRP(リップル)とは?特徴や機能性を調べて将来性について

2017年の前半は1円以下の価値しかなかったリップルは2018年1月で最高400円を超える値をつけました。 つまり1年で約400倍! 40000%アップして ...

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NEM(XEM)とは?特徴や機能性を調べて将来性を予想

2018年も飛躍が期待される仮想通貨のNEM。 仮想通貨としての基本情報はこんな感じです。 プロジェクト発足:2015年3月31日 開発者/開発組織:Uto ...

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Monero(モネロ)はCPUマイニングが可能

Monero(モネロ)PoW(プルーフオブワーク)の方式を採用しておりMonero(モネロ)のマイニングの特徴として、GPUではなくCPUでマイニングすることが可能となっています。
マイナー目線からすれば空いているCPUのリソースを無駄にせず、モネロをついでにマイニングすることが出来るのも大きなアドバンテージになります。

モネロのマイニングでよく利用されるCryptonightというアルゴリズムは、ランダムにメモリにアクセスする複雑な処理が必要となり、GPUよりもCPUで演算した方が効率が良いです。

モネロのマイニングについては以下のページにまとめました。

モネロのアイコン
リソース活用!Monero(モネロ)・XMRをCPUでマイニングする手順

CPUを使ったマイニングで一番知名度のあるMonero(モネロ)のマイニングの紹介です。 一般的に仮想通貨は単純計算を並列で行う処理に適しているGPUを使っ ...

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Monero(モネロ)の歴史と高い匿名性ならではの問題

Monero(モネロ)エスペラント語で「コイン」という意味です。
エスペラント語ってあまり聞きなれない言語でどこの国だ?ヨーロッパのどこかかな?って感じですがエスペラント語は人工的に作られた言語です。
母語の異なる人々の間での意思伝達を目的とし、国際補助語としては最も世界的に認知され普及している言語です。

仮想通貨とはあまり関係ないのですがこの機会に多少エスペラント語を調べてみたのですが非常に面白いですね(^^
エスペラント語からネーミングするあたりは開発者のセンスが伺えますね。

ちなみにエスペラント語は中国語では「世界語」と訳されます。英語が世界の共通言語として認識されていることへの当てつけでしょうか?
豆知識ですが中国語を母国語とする人口の方が英語を母国語とする人よりも多いです。

脱線してしまいましたがMonero(モネロ)は2012年07月に公開されたBytecoin(バイトコイン)のソースコードを改良したものです。
元々Bytecoin(バイトコイン)は高い匿名性を持っておりMonero(モネロ)の開発を進めていくにあたり更に匿名性の部分で強化がされてきました。
ややこしいのですがBytecoin(バイトコイン)自体、ビットコインから匿名性のために分裂した暗号通貨です。

Bytecoin(バイトコイン)から分裂した際にはビットモネロという名称でしてビットコインを強く意識した名前となっていました。

 

高い匿名性によるMonero(モネロ)の懸念する点

Monero(モネロ)の最大の懸念点としてはやはり匿名性の高さからマネーロンダリングや犯罪に利用される恐れがある点です。

これは匿名性の高い暗号通貨には必ずついて回る問題で、普通の紙幣でも通し番号が無いものを身代金として要求したりしますので追跡が難しい通貨は犯罪とは切っても切れない関係であるとも言えます。

世界屈指のオンライン上のダークマーケット「AlphaBay Market」が2016年8月にMonero(モネロ)での決済を開始するとアナウンスし、裏社会で確実にMonero(モネロ)需要があることを証明しています。
「AlphaBay Market」は違法薬物や銃器などを販売していましたが、2017年7月に米国司法当局の取締により閉鎖に追い込まれました。

このようにMonero(モネロ)は高い匿名性からグレーゾーンでの利用率が必然的に高くなります。

 

Monero(モネロ)の今後のアップデートについて

マルチシグネチャーの実装

2018年にMonero(モネロ)はアップデートされる予定となっています。

その一つがMulti Signature(マルチシグネイチャー)の実装です。
この実装により一つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てることによりセキュリティーの向上が見込めます。

2017年の11月の段階でテスト環境では実装されているとの情報が入っています。

 

Kovri計画

Kovri計画とはMonero(モネロ)にI2P技術を付与する大きなブラッシュアップ作業です。

Monero(モネロ)は中間者攻撃による取引の覗き見や改ざんのセキュリティ上の問題のためIPを隠して通信を行うTorを採用は見送っていました。
その解決策としてKovriの開発は進められています。
中間者攻撃のリスクを無くしつつ、Torの優れた部分をMonero(モネロ)に付与しようとしています。

このKovri計画は2018年に完成する予定となっています。

 

Bulletproofsの実装

「Bulletproofs」の実装により取引手数料が減少しMonero(モネロ)のブロックサイズが最大80%拡張され、更に高速な取引が実現可能となっています。

このプロジェクトによる実装は二段階に分かれてリリースされる予定で第一段階はすでにテスト環境にて実装されているとのことです。

 

2018年以降のMonero(モネロ)に対する個人的な見解

Monero(モネロ)は技術的に匿名性が高い暗号通貨であることがわかりました。
匿名性が高いことで犯罪やマネーロンダリングに使われる懸念点があるのは隠しようのない事実で、ある程度の規模になると国や政府により取引を禁止される可能性も否めません。

しかし匿名性が高いデジタル通貨の需要は確実にあり、全く追跡が不可能かというと技術的にはそんなことはないので、いきなり規制というのはあり得ないと思います。

匿名性が高いことで需要が確実にあるのがアダルト市場での利用です。
ここではあえて詳しくは説明しませんが理由は誰でもわかりますよね(^^

アダルト市場は既にかなり巨大なマーケットで今後も成長していくのは間違いない業界です。
そこでの需要を取り込めれば今後急成長は間違いないところだと思います。
むしろアダルト業界の基軸通貨がMonero(モネロ)となれば今の価値では安すぎる、ということにもなってしまいます。
その業界でどれくらい利用されるかが今後のMonero(モネロ)の価値を決めると言っても過言ではないと思っています。

上記に加え、暗号通貨はアップデートの直前に大きく値上がりすることが多いので2018年にいくつもアップデートが控えているMonero(モネロ)も他のオルトコイン同様に値上がりの期待値は非常に高いと言えます。

 

 







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